心臓・血管内科学について

心臓・血管内科学について Introduction

特色

循環器疾患は急性期の治療が生命を左右することもあり、常に最新の治療を提供するため 近隣の医療施設からの相談に24時間対応。救急患者は、24時間体制で当科のCCUあるいは救命救急センタ−経由で受け入れ、外科的 治療が必要な場合は心臓血管外科と連携して治療。冠動脈インターベンション治療では全国でもトップクラスの治療成績。不整脈の症例の割合が多く、特に心房粗動や心房細動に対するカテーテル心筋焼灼術は最新の治療法を実施。

スタッフ指導のもと循環器領域における各種検査、治療の手技実践の充実。原発性高脂血症の診断は、本邦におけるセンタ−の一つで、LDLアファレ−シスを含めた最新の治療を提供。
包括的心臓リハビリテーションおよび高血圧の運動療法や、肥満症に対する軽い食事と運動の併用療法で良好な効果をあげている。

概要

病棟

年間約1350人の患者治療(病床数40、CCU6床)

医局員数

117名
スタッフ(助教以上、関連講座を含む):28名
助手:10名
大学院:21名
部外修練:52名

対象疾患

冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)、不整脈、心不全、心筋症などの心臓病と、冠動脈疾患の危険因子である高脂血症、 高血圧、糖尿病、痛風、肥満などの代謝疾患。

虚血性心疾患 心臓カテ-テル検査数は年間約1200例、経皮的冠動脈形成術(PCI)+下肢血管治 療(EVT)は約380例。急性冠症候群の収容数は年間100例。
不整脈 電気生理学検査 (EPS):年間140例。
頻脈性不整脈にカテーテル心筋焼灼術:年間約150例。
ペースメーカー、植え込み型除細動器(ICD)、両室ペーシングなどのデバイス植え込み術 年間約110例。
心不全や心筋疾患 心筋生検による病理診断。重症心不全に両室同期ペーシング療法。
心血管疾患の危険因子治療 脂質異常症、高血圧、糖尿病、痛風、肥満の治療、特に当科では原発性高脂血症、難治性高脂血症の遺伝子解析を含めた危険因子の診断と治療にも重点を置いている。末梢動脈閉塞症に対して下肢血管専門外来による治療を開始しました 。
外来診療

毎日、必ず4〜6名の循環器内科担当医が診療。心血管病予防外来を週3回。