肺高血圧症 Pulmonary Hypertension
肺高血圧症は右心カテーテル検査にて安静時平均肺動脈圧25mmHg以上で定義される病態の総称であり、種々の原因が存在します。従来は稀かつ難治性と考えられていましたが、近年治療成績が向上しています。複数の専門科を有する大学病院ならではの利点を活かし、他科と連携して早期診断・早期治療に努めています。とりわけ、肺動脈性肺高血圧症(PAH)に対する複数の肺血管拡張薬を用いた初期併用療法、また慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に対するバルーン肺動脈形成術(BPA)に積極的に取り組んでいます。
BPAの実際(右A8)
-
治療前
-
4mmバルーン拡張後